ユビキタスとクルマ(1)-車内はこうなる-
クルマは私たちに多くのものをもたらしています。
「移動手段の便利さ」「経済活動の効率化」など、また一方では、「交通事故」「交通渋滞」など、良きにつけ悪しきにつけクルマは最早私たちにとって切り離せないものとなっています。
ユビキタスによりクルマも新たな段階に入ることは間違いありません。
今回は、ユビキタスにより「車内」がどうなっていくのかを記してみたいと思います。
「乗り物」から「動く生活空間」と変貌が予想されるクルマはコンピュータ化が徹底され「走るコンピュータ」になっているようです。
既に、車内から駐車場の空き情報の収集ができたり、レストランの予約ができたりするクルマが登場してきていますが、それらはカーナビを通じて実現してくれています。このカーナビを介してインターネットに接続し、音楽の配信や上映中の映画のスケジュールを収集したり、さらに、次回で記しますがETCやVICSなどの外部との情報のやりとりが現在より数段多彩にできるようになります。それも、「手」による操作ではなく「音声認識」技術によりハンズフリーでいろいろな情報を収集できるようになります。また、燃費情報やメンテナンス情報などの車輌情報も表示できるようになります。
また、カーオーディオも進化します。例えば無線技術を利用し、携帯電話との連携が図れるようになり、好きな時に好きな音楽をネットワークから取り寄せることができるようになります。
その他にも、ドライブの安全を保つ為に、ドライブ中に危険性が高まると、ドライバーに警報したり、車間距離の維持やブレーキの作動、車線からの逸脱を防止する機器、ドライバーの居眠り状態や脇見状態を検知し警報を与える機器、後方確認の為のバックモニターや超音波で周辺の障害物を検知できる機器なども登場してくるはずです。
ユビキタスにより、クルマの車内は、このように「快適な空間」を過ごせる機器や「安全なドライブ」を提供できる機器等が備えられ、「動く生活空間」として変貌することは間違いないようです。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年6月2日 掲載]
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