ユビキタスの主役「モバイル・コンピュータ」
ユビキタス社会でも大活躍な携帯電話
「どこでもコンピュータ」を実現させる簡単な手段としてもっとも手っ取り早いのが、携帯できるコンピュータを持ち歩くという方法です。
「iモード」の登場以来、携帯電話でもインターネットで情報検索ができるようになり、メールをやりとりすることができるようになりました。まさに、新しいコミュニケーションの道具として人々の生活に定着してきました。
また、近い将来、身近にある自動販売機や改札機などとの通信が可能になるなど、さらに応用範囲が広がることでしょう。
このように、進化し続ける携帯電話は、ユビキタス社会でもっともポピュラーなモバイル端末として活躍する可能性が高いわけです。
20世紀の終わりに出現したノートパソコンも戸外で使えるコンピュータとして進化を続けてきています。数々のインターフェースを備えている反面、携帯性とソフトの起動時間が遅いなど問題点があることも否めません。これを解消してくれる手軽なモバイル情報機器として出てきたのがPDAです。簡単なメモやスケジュール管理など、PDAを使っている人も多いのではないでしょうか。
これらを実現するには、高齢者が拒否反応を起こさずに、スムースに使えるようなものでなければなりません。生活の中に「溶け込んでいる」ような状態が望まれます。このような状態の中で、高齢者も安全に快適な生活をおくれるものといえます。
ユビキタス今後の課題
「どこでもコンピュータ」の最大の問題は、電源をどうするかという点です。
戸外ではコンセントがないので、通常は電池を使いますが、電池が切れると家やオフィスに戻って充電するか、コンビニに替えの電池を買いに走らなければなりません。
腕時計くらいの消費電力ならば太陽発電などによる電力をどこでも供給することが可能ですが、携帯電話やPDAクラスになると、これは難しくなります。
電源の問題は戸外で使う場合の限界になっていて、ユビキタス社会がクリアしなければならないハードルの一つなのです。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年4月11日 掲載]
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