ユビキタスと高齢化社会
21世紀は高齢者の世紀といわれています。
2020年には65歳以上人口は3,334万人、高齢化率は26.9%になると予想され(平成12年版厚生白書)、更に2050年には、およそ40%となることが見込まれています
(平成14年版厚生労働白書)。まさに、これから「高齢者の世紀」が始まります。
ユビキタス・コンピューティングは「高齢者の世紀」が到来することにより、その効果を遺憾なく発揮します。最も効果の期待が高いのは「病人や寝たきりの老人を介護すること」です。
例えば、
身体の不自由な人のために、声で命令することで自動的に高さを調節してくれるベッド- 快適な温度を調節してくれる空調システム
- 一人暮らしの老人の生活状況を遠隔地で把握できるシステム、老人同士や家族とのコミュニケーションをサポートするシステム
- 寝たきりの老人の健康状態をネットワークで把握し、様子がおかしい場合は医療機関に情報が伝えられるシステム
- 視覚障害者に音声で情報を伝えてくれるシステム
- 手話の変わりに音声合成により意思を伝えるシステム
- 介護をしてくれるロボット
などがあります。
これらを実現するには、高齢者が拒否反応を起こさずに、スムースに使えるようなものでなければなりません。生活の中に「溶け込んでいる」ような状態が望まれます。このような状態の中で、高齢者も安全に快適な生活をおくれるものといえます。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年4月11日 掲載]
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