ユビキタスとOA・BA・FA
OA(オフィスオートメーション)
オフィスには幾種類ものOA機器が導入されています。そして、多くの企業ではネットワーク化が進んでおり、社内のイントラネットと外部のインターネットを通して欲しい情報を手に入れることができるようになっています。
ユビキタス社会では、先ず考えられるのが「ネットワークの無線化」です。
ケーブルで各OA機器がつながっている現在から、幾つかの無線技術を活用して、無線で情報のやり取りができるようになります。無線技術には、Bluetooth(近距離=10mの無線技術、チップの小型化と省電力を実現)、IrDA(赤外線を使った無線技術。間に障害物があると通信できない)、無線LAN(IEEE802.11bが普及)、HomeRF(パソコン、家電製品、携帯電話などを結ぶ無線技術、50~100mの距離に対応)などがあります。
また、例えばパソコン1台で各OA機器の機能を備えているというような「情報機器の統合化」という点も考えられます。
BA(ビルディングオートメーション)
ビルディングオートメーションは、オフィスの入っている建物を包み込むネットワークのことです。空調やエレベータ、監視カメラといったビルの設備の自動制御などが該当してきます。現在もBAは「制御系ネットワーク」と呼ばれるネットワークが構築されています。
例えば、複数あるエレベータの場合、どのエレベータが どの階に止まるか、また、空調なども部屋の温度や時間などによって自動的に運転が制御されています。ユビキタス社会ではBAが一層進化します。音声認識技術によりエレベータに対して声により命令を出したり、人の存在をセンサーが感知して温度や湿度を自動的にコントロールできるようになります。
OAとBAが融合されるOAのネットワークとBAのネットワークが融合され、自分の机から空調を制御できたり、会議室の予約管理とともに「ドア」の開閉も制御できるようになります。また、携帯電話でビルの監視カメラの映像を見ることも可能となります。
FA(ファクトリーオートメーション)
現在、工場では工作機械をコンピュータで制御するだけでなく、工場全体のラインの管理や材料・部品の納入から品質のチェック、搬出までの一連の流れもコンピュータで管理しています。また、営業部門や設計部門とのネットワーク化も図られており、受注管理システムやCADシステムなどとも連動してきています。
今後は、照明や空調などとネットワーク化が進み、省エネや職場環境、セキュリティなどとも連動していくものと考えられます。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年3月24日 掲載]
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