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ユビキタスと防犯

犯罪イメージ「水と安全はタダ」といわれていた時代がありました。しかし昨今は「安全神話は崩壊した」といわれるくらい、日本の治安は悪化しているようです。

「平成14年 警察白書」の速報版によりますと、平成13年の刑法犯認知件数は273万5,612件と戦後最高を記録し、過去10年間で約100万件も増加しているそうです。その中で、刑法犯認知件数の9割近くを占める窃盗犯の増加が著しいようです。その犯罪に対する検挙件数は、平成4年以降11年までの間、約70万件台で推移していましたが、平成13年は、54万2,115件と減少しました。自分達の安全は自分で「守る」時代に入ったのでしょうか。

ユビキタス社会はこの「防犯」に関しても、そのチカラを遺憾なく発揮してくれるのではないでしょうか。
例えば、家や家の周りにコンピュータ・チップを埋め込むことにより、侵入者を未然に防ぐことができるようになるのです。

つまり、

  • ビルイメージ家に泥棒が入ってくるのをセンサーが感知して自動的に通報・撃退してくれる。
  • 窓ガラスやドアが破壊されたことを検知し、自動で通報してくれる。
  • 家電製品に組み込まれたセンサーが火災,ガス漏れ,水漏れを検知し携帯電話に通知してくれる。
  • 自転車、オートバイも組み込まれたセンサーにより、盗難を感知し通報する。また、盗まれたものも、現在どこにあるか通報してくれる。

といったように、今起こっている安全を脅かす事に関しては、シャットアウトされた社会が実現されているはずです。 しかし、ユビキタス社会も決して第三者に「監視された社会」であってはならないと思います。当然これらの安全も「プライバシーが守られた」上でなければならないのは当然です。

経営コンサルタント 井畑 功
[2003年2月28日 掲載]


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