ユビキタスと情報家電
私たちの家庭内にはいくつかの家電があります。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン、オーディオ機器などです。これらの家電のなかにネットワークに接続され、情報通信の手段として使われるようになってきているものがあります。
これらは「情報家電」と呼ばれています。
既に、テレビやオーディオ機器などのAV機器をネットワークで結んでいる家庭も多いと思います。デジタルビデオで撮影したものをパソコンに取り入れて編集したりというように、コンピュータのネットワークとAV機器を接続し相互に利用できるようになってきています。
また、白物家電と言われている、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などもインターネットというネットワークにつながるようになってきています。
「インターネット冷蔵庫」はパソコンのディスプレイを貼り付けてインターネットにアクセスできるようになっています。
「インターネット電子レンジ」はインターネットを介して調理方法を検索し、ダウンロードできるようになっています。
しかし、いずれもインターネットというネットワークを介して行われているもので、「インターネット端末」の域を出ていません。
ユビキタス社会ではこれらの情報家電も、例えば、
- 冷蔵庫の中身をいつも管理してくれていて、卵や牛乳、野菜など生鮮食料品などが不足してくると、例えば携帯電話にメールで教えてくれるようになる。
- 電子レンジにレシピをダウンロードして自動で調理してくれるようになる。
ということが現実となってきます。
更に、洗濯機や冷蔵庫が故障した場合に、故障した製品名や故障の状況がネットワークを通じて管理会社に送られ、保守サービスの人が必要な部品を持って来てくれるということも可能になってきます。当然、情報家電に組み込まれているソフトウェアもネットワークを通じて更新することも可能となってきますので、家電を買い換えることなく、常に最新の機能を持った家電であり続けることも可能となってきます。
また、第1回でも記しましたが、
家電製品に組み込まれたセンサーが火災、ガス漏れ、水漏れを検知して携帯電話に通知する。- エアコン、照明を自動でコントロールできる。
- 電機ポットや冷蔵庫などが高齢者を見守ってくれる。
- 多機能トイレで体調をチェックしてくれる。
- 不在時の訪問者、侵入者に外出先で対処できる。
ということも現実となってきます。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年1月20日 掲載]
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