ユビキタスを実現する技術
「いつでも」「どこでも」「誰でも」のユビキタス社会を実現するには、さまざまなコンピュータ技術が求められてきます。どんな技術が必要なのか説明したいと思います。
1.基本技術
どこでも自分のものとしてコンピュータを使う為には、「自分が誰であるか」と言うことを明確化しておかなければなりません。使う人のIDをコンピュータに判らせる技術が先ず必要となります。「認証技術」です。認証技術で最も多く使われているのが「パスワード」ですが、安全性の面で難点があります。現在開発されているのが、人の身体を利用しようとするもので、「瞳の虹彩」「指紋」「DNA」「癖」などがあります。
また、高度なセキュリティ技術も求められてきます。情報化を暗号化する技術、改ざんを検出する為の「電子署名」技術、情報を万が一紛失してしまった時の為のバックアップ技術が必要となってきます。
2.ハードウェア技術
誰でもコンピュータを使える様にする為には、
- コンピュータをより小型化する技術。
- いたるところで利用するので省エネを考慮した技術。
- 簡単に操作できる技術。
などの技術が必要となってきます。
3.機器を自由に使える技術
ネットワークにつなげる技術と、ネットワーク上で必要な機器を探し出して使えるようにする技術(=デバイスアクセス技術)が必要となってきます。
USB(=パソコンと周辺機器を接続する為のケーブルの規格)、IEEE1394(=大容量のデータを送る為に開発された高速通信ができるケーブルの規格)、イーサネット(=コンピュータのLANの規格)、Bluetooth(=近距離の無線技術)、無線LAN(=無線でLANを結ぶ技術)、IrDA(=赤外線を使った無線通信技術)などがネットワーク技術となります。
Jini(=ネットワーク上に新しいデバイスを接続してもすぐに使えるような仕組みを提供してくれます)、UpnP(=プラグ&プレイの技術をネットワークに拡張したもの)、HAVi(=家庭用のAV機器のネットワークの仕様)などがデバイスアクセス技術となります。
また、ビルなどで全体を制御する技術が必要となってきます。今注目されている技術としてLonWORKS(=機器の制御を実現する為に特化した技術で、各機器にアプリケーションを持たせ、それをネットワークで接続することで1つのサービスを提供することができます)があります。
4.アプリケーション技術
実際に提供される「サービス」を実現してくれる技術です。WWW、Java、WAP=ワイヤレス端末をインターネットに接続する為の技術)、XML(=Web上で文字列に意味付けができる言語構造をもっています。HTMLの限界を打破する技術と言われています)などです。
経営コンサルタント 井畑 功
[2003年1月20日 掲載]
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