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第7回 まとめ - 地域資源活用の枠組み -
今回(最終回)は、これまでの説明内容を再構成し、地域資源活用の枠組みを示し、そのポイントについて整理します。
地域資源活用の枠組み
前回までの説明内容を要約・構造化すると、下図に示す枠組となります。

以降は、上記の枠組みにおける各要素のそれぞれについて説明します。
「地域資源」と「活用パターン」
地域資源とは地域特有性が高く、それ故にもともと差別化の程度が高い「素材」や「技術」です。地域資源の活用とは、地域資源が持つ差別化の程度をさらに高め、ニーズに適合した製品・サービス(以下「製品等」と表記)に転換することとも言えます。
活用パターンとは、製品等に転換する方向性であり、活用の結果として達成すべき目的でもあります。活用パターンには次の3種類が考えられます。
- 高付加価値化:これまで同様の製品等の分野において、より高付加価値の製品等を創出する
- 新分野進出:これまで未経験の分野に、新たな製品等を投入する
- 利用促進:製品等の知名度向上や、顧客とのアクセス改善により、利用を促進する
「活用の進め方」と「活用上の留意点」
活用の進め方は、次の4ステップに整理できます。
- 地域特有の資源や資源が持つ特性を発掘・再発見する
- 市場ニーズを把握し、地域資源の特性を踏まえつつ、製品化・サービス化の可能性や方向性を探る
- 地域資源とニーズを結び付けて、製品等の企画・開発等を進める。その際、マーケティング視点やサプライチェーン視点からの広範かつ具体的な検討を行う
- 販売先を確保する
そのため、上記<3>のステップで販売地域や販売方法についても検討しておく
多くの成功事例に共通しているのは、「他者との連携」により活用を進めていることであり、これが留意点となります。成功事例ではほぼ例外なく、販売先、組合や地域の他企業、専門家や研究機関等との連携を行うことによって、活用を進める際の課題を克服しています。
これまで7回にわたり、地域資源の活用について検討してきました。本質的に差別化の程度が高い地域資源活用の期待効果が、誰もが容易に入手できる資源以上に高いのは言うまでもありません。まずは、身の回りに存在する地域資源の活用の可能性について見直していただければと考えます。
中小企業診断士 島田 豊慈
[2008年10月30日 掲載]
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