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- 上手な休養や休暇の取り方
最近あなたは十分な「休養」ができていますか? 上手に休暇を取れていますか? 休養には、「休んで」疲労回復をし、英気を「養って」心身の健康の潜在能力を高めるという二つの意味があると言われています。
この機会に自分らしい休養や休暇のとり方や過ごし方、仕事と生活のバランス、その先にあるいきいきとした毎日を、ちょっとだけ考えてみる機会にしてはいかがでしょうか。
現代社会はスピード化、多様化、複雑化していて、対人関係の難しさや競争社会、二極化といった、一昔前とは働く人のストレスの質も量も違うといわれています。ストレスは心身の健康にさまざまな影響をおよぼすといわれています。
時に目まぐるしく、息苦しく感じるストレス社会のなかを、消極的に耐え忍んで過ごすのではなく、むしろ積極的にのびのびと自分らしく生きていくために大切なこと。そのひとつに上手に休養や休暇をとることがあるのではないでしょうか。
過去に日本の企業では、残業をすることや休みを取らないことが美徳であるような風潮がありました。「働く」ことは社会人として、とても大切な生きがいのひとつです。
けれどもその半面、身を粉にして一心不乱に働いても、燃え尽きてしまったり、体を壊すような働き方は、最近では日本でも見直されるようになってきました。
ところが、「職場が休暇を取りにくい雰囲気だ」「自分だけ休みをとると評価が下がる」という職場や、「自分達の若いころは、年休は全く使わず、徹夜が当たり前だった」などとおっしゃるマネジメントクラスの方の話を、最近でもよく耳にします。
このような状況を改善するため、日本政府も動いています。
平成6年には「健康づくりのための休養指針」、平成16年には「仕事と生活の調和に関する検討会」(厚生労働省)、平成17年には「長時間残業による健康障害予防指針」の法律化がされ、働く人のメンタルヘルスや長時間残業による健康障害の予防策が講じられ、以前よりもさらに仕事とプライベートのバランスが重視される傾向が強くなっています。
このうち、「仕事と生活の調和に関する検討会議」においては、休暇取得の効果について、労使の意見はほぼ合致しています。
1~3日の短期休暇の場合は「健康増進」「家庭生活の充実」「仕事の効率化」が、1~2週間の長期休暇の場合は、「家庭生活の充実」が最も多く、ついで「健康増進」、3番目には「自己啓発の機会拡大」があがっています。
健康づくりのための休養には、「休む」と「養う」の二つの機能が含まれていて、両者の機能を上手に組み合わせることにより、健康づくりのための休養が一層効果的なものとなります。
「休」は、受動的で生理学的な、静的な休養に当たるものです。労働や活動などによって生じた心身の疲労を、十分な睡眠や安静で解消することで、疲労や意欲・活力を回復します。
これに対して「養」は、主体的に自らの心身の機能や潜在能力を高める、いわゆる「英気を養う」状態です。積極的な社会参加や、独創的な自分らしい過ごし方をする状態です。
たとえば、ある程度長期の旅を伴う休暇は、体を休める目的の人もいれば、日常から離れて刺激を求める人もいるでしょう。
どちらにせよ、日常の束縛から放たれてほっと一息。日常業務のなかで疲れた心を癒し、ガチガチに緊張し、既成観念にとらわれた頭を柔軟にし、また一味違った考え方ができるようになる効果が期待できます。
複雑な今の時代を生き抜き、かつ心身ともに元気な職場であるためには、どこかで「耐え忍ぶだけ」という悪循環を断ち切ることが必要ではないかと思います。
職場のトップやマネジメントクラスのメリハリの効いた働き方、思い切った休みの取り方、そこから繋がるワークライフバランスの良さや健康で生き生きとした働き方が、部下や職場全体の活気と健康の源であり、職場全体の仕事の効率アップで悪循環脱出といっても過言ではないかもしれません。
一人一人が自分の体調や環境にあった休暇を柔軟にとることが可能な企業では、社員の心の健康からくる、仕事へのやる気と潤滑なコミュニケーションが実現可能で、ゆとりと活気のある職場になるのではないでしょうか。
富士通ジャーナルでは、「休暇」に関するアンケートを実施しましたところ、多数のご意見・ご要望をお寄せいただきました。下記よりアンケート結果ページをご覧いただけます。
平成6年度に旧厚生労働省が打ち出した、心身共に健康な日々を送るための指針は、以下です。
睡眠時間・食事時間・自由時間など、生活にリズムをもたせ、休養を取り入れよう
無理なく長続きのできる休養のしかたを、工夫して創りあげよう
健康で活力ある生活は、自分のまわりの環境づくりから
出会いやきずなは自己の社会的活力の再発見や養う契機に
[2008年8月26日 公開]
富士通株式会社 健康推進統括部 産業医 潟山千晶
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