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日焼けでがんに!?気になる「ほくろ」に要注意!

皮膚の病変は内臓などの病気と違い、見た目で分かりやすいものです。
朝、顔を洗って鏡をみると、「あれ、頬のほくろ、こんなに大きかったかな・・」今まであったほくろの大きさが、急に気になりだしたことありませんか?

「ほくろ」は、医学的には「色素性母斑」、あるいは「母斑細胞性母斑」と言われます。「母斑」とは、生まれつきの”あざ”という意味ですが、実際、ほくろは生まれた時にはほとんどありません。大きさは、直径が1mmにも満たないものから小豆大のものまでありますが、通常は比較的小さいものを言い、その多くは良性で放置しておいても問題はありません。しかし、中には悪性のほくろもあるので注意が必要です。

安心していい「ほくろ」と気になる「ほくろ」

先天的にできたもの、又は3、4歳の頃にできた、ほくろに毛が生えている・・・安心しても大丈夫でしょう。
でも、ほくろが急に大きくなった、周囲ににじんでる、色ムラがある、ほくろから出血がある、形が整っていない、大きさが7mm以上・・・こういう「ホクロ」には注意して下さい!

もしかして・・ガンなの!?

「私のほくろ、気になるほくろみたいなんだけど・・」まずは、皮膚科を受診してみましょう。皮膚がんの専門医であれば、視診でおおまかな判別はできますが、最終的には病理検査を行って、がんの確定をします。
「医者に行くまでは・・」と躊躇されている方、では、簡単に代表的な皮膚がんの特徴をお教えしますので、チェックしてみて下さいね。

メラノーマ(悪性黒色腫)

その多くは、黒い色をしているのが特徴で、20代から目立ち始め、40歳以降に増加します。足の裏や爪に発生しやすいことから、慢性的な刺激や外傷のキズ痕が大きな誘因と考えられています。日本では、年間約1,500~2,000人ほどが発症しているといわれていて、非常に悪性なうえ、年々増加傾向にある病気です。

≪チェックポイント≫
・足の裏や手のひら、手足の爪に茶色や黒のシミがある
・ほくろが、どんどん大きくなってきた
・不整形で濃淡があったり、黒、茶、赤、灰青色などの色が混じったシミが、だんだん広がってきた

有きょく細胞がん

紫外線の影響が大きいとされているがんで、顔や首、前腕、手の甲といった日光にさらされやすい部位に発生します。手や顔のシミのほか、やけどやケガの跡にできることが多く、皮膚がざらざらして固くなるのが特徴です。中高年に多く、70歳以上の患者が60%近くを占め、男性が女性の約1.6倍にのぼります。

≪チェックポイント≫
・小さく赤みがあるほくろがたくさんある
・盛り上がって、噴火口やカリフラワーのような形になっている

基底細胞がん

有きょく細胞がんと同様に、紫外線の影響が大きく、約80%は頭や顔に発生し、特に鼻やまぶた、耳のまわりに多く生じます。加齢とともに増加して、70歳以上の患者が全体の50%近くにのぼります。日本人に多い皮膚がんです。

≪チェックポイント≫
・目や鼻の周りの黒いほくろ
・硬いしこりがあり、くぼみや濃淡がある

予防は何と言っても日焼け対策

皮膚がんは、紫外線による細胞の遺伝子の損傷が原因という説が有力です。小さい頃から日焼けをしたり、メラニン色素が少ない色白な人ほど、皮膚がんにかかりやすいといわれています。
予防には、紫外線の多い日中の外出は避けるべきですが、働いている方はそうもいきませんね。そこで、外出するときは徹底的にサンスクリーン剤で紫外線対策をしてください。「私はデスクワークだから大丈夫!」という方。安心してはいけません。紫外線はガラスやレースのカーテンでも通過しています。社内に居る時もサンスクリーン剤を塗りましょう。
そして、入浴する際に、皮膚の状態をチェックするように習慣づけるとよいでしょう。
いぼやほくろ、あざのようなものが新しくできていないか、また、今まであったほくろの大きさ、形、色調などが変化していないかといった点を注意して下さい。

怖い病気である、皮膚がんですが、早期の段階で治療を受ければ、完治は十分に期待できる病気なのですから。

経営コンサルタント 塩地 亮子
[2005年10月13日 掲載]