Fujitsu The Possibilities are Infinite

子供も大人もADHD(注意欠陥多動性障害)

  • 整理整頓ができず、だらしがない
  • ミスが多く、物もよくなくす
  • お金の管理ができない
  • 怒りっぽかったり、つい暴力をふるってしまったりする
  • 気分がコロコロ変わる
  • よく不安を感じる、心配性である
  • しゃべり過ぎとよく言われる
  • じっとしていられず、常に手足が動いている
  • 注意力が散漫である
  • 期日までに終わらせなければならないことを先延ばしにしたり、最後まで物事をやりとげられなかったりする

あなたのお子さんの話ではありません。あなた自身、上記に思いあたることはありませんか。
上記はADHDの具体的な行動特性をいくつか挙げたものです。
ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)とは、「注意欠陥多動性障害」と言い、ここ数年マスコミ等でよく取り上げられていますので耳にしたこともあるのではないでしょうか。
上記のような行動は、幼児期には良くあることですが、「7歳までに6ヶ月以上複数の場所で顕著に認められた場合」にADHDが疑われることがあります。そして、成長して大人になればその程度も軽くなって問題となるようなことも少なくなる事が多いと見られていたため、ADHDは子供特有のものと考えられていました。
ところが、社会人になってからも、あるいは社会人となってから、生活に障害をきたすほどの行動を自覚し医師に相談、ADHDと診断される大人が増えてきているのです。

ADHDについてはまだ研究段階にあり、その原因もはっきり解明されていません。主に考えや行動をコントロールしている前頭葉が何らかの原因でうまく機能しないため、生じると考えられています。
ADHD自体は「病気」ではありませんが、それらの行動で周りから叱られたりすると自己嫌悪に陥り、うつ病・パニック障害・リストカットなどの二次障害へと陥ってしまう場合もあります。

最初に挙げたような行動は誰でもいくつか思い当たるところがあるでしょう。
ADHDは「病気」ではありませんので、「ほとんど思い当たる」と感じても日常生活に支障をきたしていないなら特に治療する必要はありません。
そして、全て思い当たると感じても、「イコール自分はADHDである」と決め付けないでください。上記のような行動で生活に支障をきたしており改善したいと思っている場合、または家族や職場の人たちが困っており、改善させたいと思っているようなら、とりあえず近くの心療内科などを受診し、ADHDという事にこだわらず、「何がどう困っているのか」を医師に相談し、問題を解決していきましょう。

でも最初の項目を見て「ちょっとドキッとした・・・」という人は少なくないのではないでしょうか。
例えば、以下のようなちょっとした工夫をしてみるのはいかがでしょう。
「約束やものごとを忘れやすい人」は、予定表をつくる、メモ帳を持ち歩く、アラームを鳴らすようにする、など。
「整理整頓ができず、物をなくす」という人は、書類は透明のファイルケースにしまう、鍵や財布など大事なものは特定の置き場を作る、など。
「じっとしていられない、つい○○してしまう」という、多動性・衝動性のある人も、それらを上手にコントロールできれば、それは「豊富なアイデアを生む、すばやい決断力を下す」というプラスにも働くことを忘れないで下さい。

経営コンサルタント 島田 圭子
[2005年6月20日 掲載]