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第4回 社会人のための大学(1)
社会に出て、学生の頃なぜもっと勉強しなかったのだろう、と後悔することは多いと思います。しかしながら、今の自分だから学びたいことがあるのではないでしょうか?社会に出て経験をしたからこそ、今、学びたいことはありませんか。
私は社会に出てから看護士になりたいと考え、調べたことがあります。看護士と言えば、看護学校や看護大学へというイメージでしたが、社会人入試を行っている学校があり、その入試科目は小論文と面接での選考でした。
インターネットで社会人入試をさまざま調べていくと看護士だけではなく他にもたくさんの道がありました。
専門職大学院
社会人入試を行っている代表的な教育機関は「専門職大学院」と言われる専門性の高い職業人の育成を目的としている大学院です。専門職大学院は学校教育法改正を背景に2002年より設立されました。修業の際に与えられる学位が「修士」や「博士」ではなく「専門職学位」で、まさに職業人を養成することに特化した大学院です。分野において与えられるカリキュラムや修業年数も異なります。
その選考試験の多くに社会人入試が取り入れられているのです。筆記試験の負担が一般入試よりも軽かったり、職歴が入学者選抜の際に考慮されたり、特別な試験を行っているのです。
次に専門職大学院で代表的なものを見て行きましょう。
臨床心理士指定大学院
臨床心理士とは、財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する心の専門家です。臨床心理士指定大学院には2種類あり、それぞれ認定試験への受験資格が異なります。
第1種指定大学院修士課程を修了した方は修了と同時に受験資格を得られますが、第2種指定大学院を修了した方はその後1年以上の心理臨床経験を得た後に、受験資格が与えられます。
法科大学院
いわゆるロースクールです。修了すると「法務博士」の学位が取得できます。裁判官・検察官・弁護士と言った法曹になるためには終了後、2006年度から行われる新司法試験に合格しなければなりませんが、従来とは違った新しい法曹への道です。
会計専門職大学院
会計に関する分野について幅広い知識得ることを目的とした会計の専門家を育てることを目的としています。修了すると会計修士、会計学修士などの学位が取得できます。また公認会計士の短答式試験4科目のうち3科目が免除されます。こちらも従来の公認会計士資格取得への道とは異なる新しい道でもあります。
今回は3つの専門職大学院を紹介しましたが、他にも技術経営(MOT)大学院や教職大学院などが見られます。職業人として自分の専門性を高めるには適している学びです。
それだけではなく社会人が大学のキャンパスで学ぶ機会はあります。
次回は気軽に大学で学ぶことをテーマに紹介します。
経営コンサルタント 佐藤 史恵
[2007年8月9日 掲載]
