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実践!ビジネス処世術

第14回 最新「敬語」の使い方

あなたの敬語大丈夫ですか?

顧客先に電話するときに「○○部長さんはいらっしゃいますか」と「さん」をつける人が増えています。従来、肩書に敬称の意が含まれるのであるから「○○部長いらっしゃいますか?」でよいとされ、へたに「○○部長さん」をつけると慇懃無礼と思われるということで避けられていました。しかし、多くの人が使うようになって、社会的に見て定着したものと見られてきています。

しかし、この電話を受け取った側には注意が必要です。
「○○部長さま」といわれたときに咄嗟に「さま」をとれば
よいと考えて、うっかり「○○部長は席をはずしています」と
答えたらマナー違反。部長や課長など肩書を名前の後につけた
場合、敬称の意味にもなるというのが一般的な見解なので、外部に対しへりくだった言い方として、肩書をつけないのが基本です。敢えてつけるとしたら「部長」を名前の前に持ってきて「部長の○○は席をはずしております」と答えるのがマナーです。通常は、社外からなら「あいにく○○は席をはずしております」と呼び捨てにしましょう。これが社内の内線なら「鈴木部長は席をはずしています」といっても構いません。

また、ビジネスの場においても、一般的傾向として「丁寧すぎる言葉遣いが増えている」ようです。「させていただきます」「おうかがいさせていただきます」を多用している人が多くなっていますが、これは丁寧すぎます。単に「いたします」「おうかがいします」だけにしておきましょう。あまりこてこてにならないようスマートに敬意をすべきです。

(主な)敬語表

普通語 丁寧語 尊敬語 謙譲語
いる います いらっしゃいます おります
言う 言います おっしゃいます 申します
する します なさいます 致します
見る 見ます ご覧になります 拝見します
来る 来ます お出でになります
お見えになります
参ります
行く 行きます 行かれます 参ります
聞く 聞きます 聞かれます
お聞きになります
お聞きします
うかがいます
承ります
知っている 知っています ご存知です 存じ上げております
借りる 借ります お借りになります 拝借します
与える 与えます 下さいます 差し上げます
行く 行きます 行かれます 参ります

経営コンサルタント 菊田 恒夫
[2006年12月14日 掲載]