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第11回 電車通勤は危険がいっぱい
~電車通勤で起こるトラブル回避の術~
コンサルタント会社に勤務するKさんは、通勤時間が2時間ほどかかる郊外に家を購入しました。しかもKさんの利用する沿線は、朝の通勤ラッシュが凄いことでも有名です。ある朝、「今日はまた、やけに混んでるな・・」と思いつつ、いつも利用する時間の電車に乗って少し経ったところ、「やめてください!」と斜め前に居た女性が叫びました。そして彼女はKさんを睨んだのです。「えっ、私ではありません!」と答えたものの、周りの人々は明らかに疑いの眼差し・・・「左手にはカバンがありますし、右手はつり革を掴んでいますから、そんなの不可能です!!」必死に弁解したこともあり、何とか疑いを免れました。「もし、間違われて訴えられたら、人生終わりだな・・・」とKさんはつぶやきました。
電車通勤でのトラブルを回避するには?
電車通勤で「痴漢」に間違われ、裁判に。結果は「無罪」。でも会社は首になり、世間の信用も失墜してしまった。との事例が最近ありました。Kさんも危うく同じ目に遭うかもしれなかったんですね、心中お察し致します・・・
痴漢の他にも、ケンカや酔っ払いから絡まれたりと電車通勤は行きも帰りもトラブルに巻き込まれる恐れが沢山あります。
このような電車通勤でのトラブルは、どうすれば回避できるのでしょうか。シーン別に回避法をまとめてみました。
ケンカ
混雑した車内では、「足を踏んだ!」「肩が触れた!」等、些細なことから言い争いを始め、挙句には殴り合いのケンカに発展することも・・・電車内やホームでのケンカはコミュニケーションが足りないことで起こることが多いようです。
「足を踏んだり」「体が触れた」時は、当たり前のことですが先ずは「すみません」か「ごめんなさい」と言うことが肝要です。それでもケンカに発展しようものなら、電車内の場合は、次の駅で降りて駅員を呼んで間に入ってもらう、ホームの場合も同様に駅員に間に入ってもらうようにしましょう。間に入ってもらうことで限度を超えたケンカには発展しないはずです。
酔っ払い
終電間際になると、ほろ酔い気分のサラリーマンが多く、酔っ払い専用の車両を作ってもらいたいと願っている方も多いのではないでしょうか。「酒臭い」上に訳のわからないことで「絡まれて」しまった経験を持っている方も多いはず。
ケンカと同様に「無視」をするだけではなく、コミュニケーションをとることがいいようです。「絡まれ」たら「聞いていますよ」という表情で相槌を打ち、次いでまわりの人に「困ったなあ」との表情をし、味方になってもらいましょう。それでも絡んでくるのであれば、車両を換えてしまうのも一つの方法です。
痴漢
女性を狙った犯罪で最も被害に遭う確率が高いといわれているのが電車内での痴漢です。被害に遭った方もそうですが、痴漢に間違われた方にとっても大きな悲劇を生むことになります。
被害に遭わないようするには
- 乗車時間を変える
- 周囲にいつも注意を払うなどの工夫をする
- できれば混んだ電車は避ける
- 友達などと複数で乗る
といったことがいいようです(警視庁のアドバイス)。
痴漢に間違われないようにするには
- 乗車する前に、
「電車を待つ行列に並ぶ際、女性が多い列は避け、同年代の男性が多い列の後ろにつく」 - 車内では、
「カバンを片手に持って、もう片方はつり革を掴んでいる」
「揺れて隣の女性に触れたら『すまみせん』と軽く会釈して意思疎通する」
ことが賢明です。
Kさんが痴漢で訴えられなかったのは、片手にカバン、もう片手につり革を掴んでいたからですね。上記の注意点を実行すれば怖がらなくても大丈夫。
また、乗り換え口に一番近い車両が一番混雑していて、様々なトラブルになることが多いようですので、そこを避けましょう。朝の通勤時なら電車を一本見送って、その間に比較的空いている車両の乗降口まで移動し、余裕をもって乗りましょう。
最近は「女性専用車両」というものがありますが、痴漢に間違われるのが怖いので「男性専用車両」を作ってくれという男性方の声も聞こえてきそうですね。
経営コンサルタント 菊田 恒夫
[2006年8月24日 掲載]
