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第3回 嫌な上司は、嫌な部下のせい?
~勇気を出して本音でぶつかろう!~
「あぁ・・・今日も随分部長に叱られたな・・ホント、会社辞めたいよ。」ため息混じりに上司の愚痴をこぼすCさんは、先月ヘッドハンティングされてやってきた、やり手と噂の高いM部長が大の苦手です。部長の前に出ると、何だか緊張して上手く話せません。
というのも、このM部長、強面で押しの強いタイプ。何よりも短気なので、仕事を頼まれたら直ぐ処理をしないと、あの強面の顔が、更に鬼のような顔に・・・考えると、会社に行くのが憂鬱でたまりません。
「はぁ・・最悪な上司にあたっちゃったなあ・・」Cさんは、人事に異動願を出すか、会社を辞めるか真剣に考えはじめました。
嫌な上司ってどんなタイプ?
「組織は人なり」と昔から格言めいて言われていますが、会社組織の大きい、小さいにかかわらず、会社は組織人である人間によって動いているのですから、できれば人間関係が良い組織の中で、自分のキャリアとスキルを磨きたいものです。
でも、幸運にも自分は上司に恵まれていると胸を張って言える人って、一体何人いるんでしょうか?大概は、自分は上司に恵まれていない・・、上司の言っていることは理解できない等、仕事をおこなう中で例を挙げたらキリが無いほど、上司との関係に苛立っている方がたくさんいるのではないでしょうか?
そもそも嫌な上司とは、どんなタイプなのでしょう?
- 感情でものを言って、部下の進言を聞かない
- 部下からの提案に対して何も指示ができない
- 仕事に関する把握及び進行管理ができない
- 冗談が通じなく、強面な人・・・
例を挙げたら原稿用紙が何枚あっても足りないぐらい、嫌な上司と言われるタイプはあるのではないかと思います。では何故、それほどまでに嫌になるのでしょうか。
どうして嫌いなの?
嫌な上司はある意味、反面教師です。上司そのものに問題があるのも確かですが、あなたにも問題がある部分も多分にあるんじゃないのかと・・。身に覚えありませんか?嫌な上司は、あなたが勝手に思い描いている上司像で接していませんか?
正直言うと、この答えに模範解答はありませんが、結局のところ、双方での仕事上の認識の食い違いが、いわゆる嫌な上司と嫌な部下をそれぞれ生んでいるのではないかと思います。
その認識の食い違いを解消するには、納得するまでの議論が非常に有益です。最近は職場内でのコミュニケーション不足が指摘されています。いろいろな面で顔をつき合わせての仕事が難しい状況がありますから、ますます考えていることや思っていることを上手く伝達できなくて、余計に上司との関係が重くなるのです。
上司と部下という立場であれ、同じ組織で働いている人間同士ですから、職場内の目標とその向かう先は同じ視点であるはずです。自分の殻の中で物事を整理してはいけません。
組織人である以上は、今も昔も報告・連絡・相談の「ホウレンソウ」が大事なのです。
勿論その時には、上司と顔を突き合わせて言うのです。上司も人間として、組織人としてのあなたの対応にきっと応えてくれるはずです。
ということで、Cさん。会社を辞めるくらいなら、やるだけやってみませんか?
M部長は強面ですが、メールでの報告は止めて、頑張って顔を突き合わせての報告に切り替えましょう!その時に今、貴方が考えていること思っていること、悩んでいることを素直に言ってみると、嫌だったM部長が意外と親身に聞いてくれるかも知れません。
嫌な上司との接し方は、まずは人間として相手を認識するということ、そして相手を認め、許容するあなたの度量によって決まることなんです。
明日からはあなたの上司が、非常に身近な人物になっているといいですね・・。
経営コンサルタント 菊地 徹
[2005年9月8日 掲載]
