ブロードバンド時代のネットワークサービス
企業ネットワークとしてどれを選ぶか
第2回 VPNの基礎知識
「VPN」の背景
インターネットの爆発的な普及に伴ない、企業間取引のやり方も変わりつつあります。これまでは、取引企業間をWANで結んだり、専用線を使っていたため通信コストが高いという問題がありました。
しかし現在では、企業間取引の多くがインターネットを使って行われるようになり、EC(電子商取引)のさらなる発展が期待されています。そのような中、注目されているのが「VPN」です。今回は、このVPNのしくみと種類についてお話したいと思います。
「VPN」とは
「VPN(=Virtual Private Network)」は日本語では、仮想私設網あるいは仮想閉域網と訳されています。
VPNは誰もが使えるインターネットや通信事業者が提供する共有ネットワーク上に、仮想的なプライベートネットワークを構築して、あたかも専用線であるかのように使ってしまおうという技術のことを言います。専用線に比べてわずかなコストで利用できるため、導入する企業が増えています。
これに対し専用線は、特定の相手とだけ通信したい場合、公衆回線を利用するのではなく、実際に専用の回線を引いて結ぶため、コストがかかるという訳です。
