第52回 お正月に登場する日本的な表現
2008年、新たな人生の一ページが始まりました。
周りからこんな声が聞こえてきます。
「今年こそは素敵なパートナーが見つかりますように」
I hope I can find a perfect partner_!
「転職が成功しますように」
I hope I can get better job.
「おかねがほしい!」
I would like to have more money!
などなどたくさんの願いが新年の空を渦巻いていることでしょう。
日本では神社仏閣で、お祈りするお願い事も欧米では、友人や家族に向けて発します。
いわゆるNew year’s resolution と言われるもの。
神様が願いを受け付けて、神業的に実行してくださるか、それとも人前で誓ったことを自分自身がゴールに向けてどう実行するか。
こんなところでも受身型と能動型の異文化の違いが出ていて、オモシロですね。
とにもかくにも
「2008年が皆様にたくさんの幸運をもたらしますように~!」
I hope 2008 will bring a lot of luck to all of you!!
と願いをこめたところで、今日はお正月に登場する日本的な表現をふたつほどどう英語で言うか試してみましょうか?
門松・注連飾り・鏡餅
日本のお正月には欠かせないのが門松、注連飾り。
福徳をもたらす歳神が間違いなくお越しになれるようにと門松を立て、注連飾りは、禍神を寄せ付けないように玄関口に飾るのが本来の意味だそうです。
門松から注連飾りを経由していらっしゃる歳神様は、最後は鏡餅の前に鎮座なさるのです。
鏡餅とは、この歳神様のお供えの意味があるのですね。
と言うことで、さてなんて英語で表現いたしましょうか?
- Kadomatsu is basically made of bamboo and pine branches, and symbolizes longevity and prosperity.
A pair of Kadomatsu is put in front of houses, shops and buildings. - Shimekazari is a kind of sacred straw festoon hung on the entrance of each house to exorcise evil spirits from houses.
- Sacred - 神聖な
- Festoon - 花や葉を使った紐飾り
- Exorcise - 追い払う
- Kagamimochi consists of 2-layer rounded rice cakes and Japanese orange(daidai).on top.. It is displayed in the alcove for the family to worship the year god for happiness of a new year.
- Consist of - から成る
- Alcove - 床の間
- Worship - 礼拝する拝む
福袋
「福袋」をそのまま訳すとLucky bag または、何が入っているか分からないからMystery bagと訳されることが多いようです。
しかし、実際、欧米にはない習慣なのでどういうネーミングをつけようとOK。
私は、福袋を買うのが大好きで、いつもワクワクします。だからExciting bagと言いたいところですが福袋はお店の一掃品だと信じて止まない友人は皮肉交じりに Garbage bag と呼称しています(笑)
以下、「福袋」を簡単に説明してみました。
Hukubukuro, a sealed paper bag, is sold at many shops and department stores at the beginning of every year..
It contains a variety of products usually very valuable or fun.
Some people believe that it is a good way for the stores to clear out unwanted inventory
- Sealed - 封印された シールを貼った
- Valuable - 高価な 貴重な
- Inventory - 棚卸し
外国人観光客は、日本のお正月を彩る風物詩に感嘆符を打ちます。
どう説明したら、外国人に的確にわかっていただけるか、それはまず私たち日本人がその由来を勉強することが先決ですね。
とにかく今年は素敵な年にいたしましょう!!!
石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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