第51回 忘年会
忘年会のシーズンたけなわとなりました。
そもそも、「忘年会」とは、「お互いに一年の苦労をねぎらい、すべて忘れて、新たな年に向けていこう」という意味がこめられ、日本人の前向きな精神性がうかがわれます。
「忘年会」を英訳すると、’year-end party’。
単なる「年末のパーティー」に過ぎず、日本人が意味する気持ちは、こめられていません。
「忘年会をどういったらいいと思う?」と聞かれ、いろいろ思案するのですが、有力なのが、forget-the-year party。
「でも会社での忘年会には、パーティーって雰囲気じゃないわ」という声もあがりました。
そういう場合は、year-end social gatheringのほうがいいですね。
socialとは、「社交的な」の意味であり、「gathering」はパーティーと違って、いわゆる「集会」の意味を持ち汎用性があります。
ではでは、もっと分かりやすくするには
Bonenkai is the year-end party to forget the bad memories of the old year
(忘年会は、旧年の嫌な思い出を忘れるためのパーティーです)
It is held around the mid of December among company colleagues.
(会社の同僚たちとだいたい12月の中旬に開かれます)
Colleagues の代わりに、associatesやpartners でもいいですよね。
さて忘年会につきものの表現集を集めてみました。
party organizer/ manager ―幹事
幹事の田中君はよくやってくれましたね。
Mr. Tanaka, party organizer, has done very well.
budget ―予算
限られた予算内で忘年会をしました。
The party was held on the limit budget.
Make a budget 予算を立てる
Tight budget きつい予算
Take it easy! 無礼講で!
「無礼講の会」を a free and easy party と辞書では訳してありますね。
石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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