第44回 七夕にまつわる表現
7月になって夜空の星を眺めていると、恋心が疼き始めて、ついため息が出てきます。
やはり七夕のお話が影響しているのかしら?
そもそも、七夕は、中国で生まれた伝説で日本固有の行事に発展したと言われています。
牽牛と織女の逢瀬を祈るなんて、とてもロマンティックですよね。
しかし、一年に一度の遠距離恋愛なんて、よほど相手を信頼していないとあり得ない純愛です。
先日、来日したばかりのアメリカ人学生にこの七夕について聞かれ、Pure love legend (純愛伝説)だと力説してしまいました。
さて、在日外国人は、日本文化に興味を持つ人が多く、日本の伝統的な行事について常に質問を用意しています。
聞かれるたび、日本を知らない自分を恥じて日本を勉強しなくてはと身につまされ、次に、英語でも簡単で、わかりやすく伝えることの重要性を感じます。
だって聞く外国人の半分は、日本語もおぼつかなければ英語もあまり得意ではないのです。
簡単な英語表現で、いかに楽しく解説するか…。
さて、今回は、「七夕」を例にとって、トライしてみましょうか?
きっときっと喜ばれると思います。
参考に使ってくださいませ。
七夕は、中国の伝説に基づいたお祭りです。
Tanabata(Star Festival) is based on a Chinese event.
牽牛と織姫が、年に一度、7月7日に天の川の真ん中で出会うのです。
Kengyuu (the star Alter) meets Orihime (the star Vega) over the Milky Way only once a year on July 7th .
家では、竹を軒下において、色とりどりの飾りを施します。
We put up a bamboo tree with colorful decorations just outside of our house..
短冊には、たくさんの願い事を書きます。たとえば、「彼のステディになれますように」とか。
We write our wishes on a strip of paper, such as ‘ I wish I could be his steady’
仙台や平塚の商店街の七夕祭りは有名でたくさんの色とりどりの竹が商店街に飾られます。
Sendai and HIratsuka shopping streets are famous for ‘Star Festival’ and on that day, many bamboo trees with colorful decorations are put up on the streets.
一度訪れる価値があると思いますよ。
I am sure it is worth visiting there.
石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
