Fujitsu The Possibilities are Infinite

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第35回 色に関する表現

アメリカに滞在したばかりのころのことです。
私は、青信号を見て一生懸命、「ブルーライト」と叫んでおりましたが一向に通じません。
現地でできた最初の友人が、半分首をかしげながらもこう言ったのです。
‘Oh, you mean, the green light’ そうなのです。こちらでは青信号は緑色でgreenです。
そう言えば子供の頃、日本の青信号も緑色だった記憶があります。
Green lightは信号だけでなく、公の許可が許されるときも使われます。
He's been given the green light to get it.
彼はそれを得るための許可を貰った。
give the green lightは許可を与えると訳します。

ってなわけで今回と次回は色を使ったさまざまな表現を集めてみようと思います。

今回は、青。日本人が一番好むといわれるblue ですが、英語では意味が二極化しています。
まずよく使われる悪い意味のほうが、

  • I feel blue.
  • I am in the blues.

どちらも「気分がふさいでいる」です。
下の表現、be in blueと似ていますがまったく違う意味。
be in blueは「青い服を着ている」であります。

  • I always go blue when I saw him.

「彼と会うたびに気がふさぐわ」。
月曜日はblue Monday と言われるくらい世界中どの国の国民も疲れて元気がない模様。
go blueと言えば、気持ちが落ち込む意です。
他にも、「いやらしい、わいせつな」という意味があり、blue filmで「ポルノ映画」という意味になります。
もともとポルノ映画で使っていたフィルムが、青っぽく見える材質だったからという説が有力です。
一方、blueには、「優秀な」「一流の」という意味もあります。
ビジネス界で、a blue-chip company「一流企業」のようにも使うのです。
ほかに覚えておきたいblue の表現

  • Out of the blue 「突然」

"It happened out of the blue" (突然の出来事、予測しなかった出来事)のように使います。


石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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