Fujitsu The Possibilities are Infinite

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第33回 お礼と謝罪の受け答え

寒いですねぇ!!!まだまだ寒い日が続く今日この頃ですが、お元気でいらっしゃいますか?さてさて、今回は、ふたつの受け答えの英会話に焦点を当てました。

昨年秋オーストラリアのタスマニアに取材に行った時のこと。
たまたま居合わせた日本人観光客とホテルのエレベータで一緒になりました。
ドアが閉まる寸前にすごい勢いで入ってきたのが大柄の女性です。
背中を向けて立とうとした彼女のヒールがなんと無残にも後ろにいた日本人男性の左足をグイッと踏みつけました。「うぅっ」思わず唸った彼。痛いだろうなあ…。目の前に展開されたその踏みつけシーンを見ていた私はただただ同情の念に駆られます。
すると、その大柄さんが申し訳なさそうに言いました。
「Oh I am very sorry」
エレベータ内がシーンと静まり返ると、日本人男性は手を横に振りながらこう言ったのです。
「You are welcome」
いやいや、私は笑いをこらえるのが精一杯です。エレベータの中は、何気に笑いが起きて楽しい雰囲気に様変わり。どうにか事が収まりました。
中学の英語を学んだ皆様にはこの間違いはわかっていらっしゃると思うのですが、いざとなると、ポーンと出てしまう、実はすごく多いミステイクなのです。
応え方も間違えると滑稽なので要注意。

さて、上記のエピソードのように謝罪の場合はどう受けましょうか?
例えば、
I am very sorry と言われたら、
That’s OK, Never mind.
または
Don’t worry about it.
日本語のドンマイ Don’t mind
それだけではあまり使わないので避けましょう。

逆にお礼を言われたときの返し方はどうなるでしょうか?
Thank you very much for your help. と言われたら

  • No problem.
  • Any time.
  • Forget it.
  • My pleasure.
  • It's my pleasure.
  • It was nothing.
  • It's nothing.
  • Not at all.

山ほどあります。
どれも、「どういたしまして」、「気にしないで」、「なんでもないよ」というような意味です。
Thank you!といわれてYou're welcome.だけじゃ寂しいものね。
やはり英語圏では、謝るよりは感謝する気持ちを言葉にするほうが多いこともあるんでしょうね。


石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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