第31回 年末大掃除
「イギリスでは3月に大掃除だよ」と語るアンソニー。
アンソニーはロンドンの出身です。
確かにイギリスを始め、欧米諸国では年末に大掃除と言う習慣がありません。
彼らはゆったりと過ごしたクリスマス休暇のあとは、そのまま歩みの遅いまま新年を迎えます。
クリスマスを境にあんなに気ぜわしかった街もあくびをしている感がします。
一方、年末に向かって大掃除、おせち料理の準備、門松飾り云々と動き回っている風景とは大違いであります。
と比較してみても、やはり日本の和を尊ぶ私。
今回は年末掃除に引っ掛けて「お掃除英語―clean up English」と参り、一年の幕を閉じようと思っています。
皆様、今年もお世話になりました!
来年もどうぞよろしくお引き回しのほどをお願い申し上げまする!
整理整頓する
まず部屋の中を片付けなければなりません。
「要らないものを捨てる」のは、Clear off the unnecessary goods
「本を片付けてきれいに並べる」こともしたい Put the books in order
「整理ダンス」は chest of drawers
「整理棚」は pigeonholes と言います。
Pigeon hole とは文字通り、「はと小屋の出入り穴」のこと。
棚も巣箱のイメージも同じところから来たのですね。
ついでに棚の上の「埃をとる」のは Dust を使って dust the chest のようになります。
拭く
同じ「拭く」もいろいろありますよね。まず窓ガラスやテーブルなどを拭く場合、Wipeを使って、Wipe the table (with a cloth) のようになります。
また床をモップで拭く場合、Mop を使って Mop the floor のようになります。
ついでに濡れたお皿を拭く場合は Dry the dishes となります。
乾いたタオルで拭く感覚がわかりますね。
掃く
これはsweep を使ってSweep the floor となります。
でも今は「掃く」より「掃除機をかける」方が主流。
Clean the room by a vacuum cleaner でもいいし、イギリスでは掃除機メーカーの商品名「Hoover」からとって、hoover そのまま動詞として使います。
I hooved the sitting room this morning と言う具合。
それでは、皆様、大掃除をしたところで良いお年をお迎えくださいませね。
心より、Happy new year!!!!!!を申し上げます!
石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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