Fujitsu The Possibilities are Infinite

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第23回 夏のバカンス

夏のバカンスをかねてロスアンゼルスに行ってまいりました。
連日38度のHeat wave には参ったものの、いたって元気に町のあちこちへとはせ参じておりました。
さて旅先での楽しみのひとつが、transportation.
町で一番使われる電車やバスに乗ることです。ロスでは、蜘蛛の巣状に広がるバス網以外に、地下鉄が走っています。
地下鉄の車内に広がる風景は、どこの都市の地下鉄より、企業広告が少なく、殺伐としています。が、そこには地下鉄のmetroからきちんとしたメッセージがありました。
まず日本と同様、老齢者や体の不自由な人のための席がありますが、そこには下記のようなメッセージが述べられています。
Priority seating for elderly and handicapped
(老齢者と体の不自由な人の優先席)
またパターンが違ってはいますが、必ず貼ってあるポスターには‘I never run for the train’と言う吹き出しが、若者の横に書かれその下には一段と大きくSafety begins with me.
何処も同じ。駆け込み乗車は一番危ないのですね。
安全を打ち出しているメッセージと言えば、こんなのも出入り口の扉付近にありました。
Please use the handholds and take a seat if available.
(手すりにつかまってください。またもし空いていれば席に座ってください)
当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、こういうことを文面にしないと守らない輩が多いのも事実なのでしょう。

さてこのmetroはどうやら米国中の交通網を管轄しているらしく、次のようなメッセージがやたらと目に付きました。
Get the real deal shop for authentic Metro Merchandise on line at metro.net/metro store.
ちなみに、このreal deal とは、「ほんとにすごい」のような意味合いになり、authenticは「本物の、確実な」の意味。
本物のメトロ商品を入手できるって?そんなほんとにすごいオンラインショップがあるのね…
それはっと、どうやら、こちら、http://www.metro-magazine.com/mstore/index.cfmでございます。

今回は地下鉄のメッセージ広告から英語表現を学んでみました。
しかし、一つだけロスの地下鉄で、疑問が残っています。
ちゃんと発券所でチケットを買う人が少ない。なぜか?改札口がない。
入るも出るも人がいないし、日本のようなシステムがないのです。
「時々車掌さんが乗り込んできてチェックするよ」と聞いたけどこれってホント?どなたかLA通の方がいらしたらお教えくださいませ。


石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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