Fujitsu The Possibilities are Infinite

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第10回 大掃除

今年もホント数えるほどですね。
2005年はどんな年でしたか?振り返れば悲喜こもごもとした日々が走馬灯のように駆け巡ります。でも、どんなに哀しいことがあっても辛いことが起きても、私たちは「忘却」という力で、痛みをぼかしていくことができます。これってとっても素晴らしい才能です。記憶力がずば抜けていい人ほど、過去の出来事に固執して前に向けない。
「物忘れが激しくって」と普段お嘆きの方たちこそ、前向きになれる素質があるってことなのであります。
さあ、年の変わり目です。新たなる気持ちで出発できるように、今年ついた埃は12月中にきれいにしましょう!
掃除とは「片付ける」「洗う」「拭く」「掃く」「掃除機をかける」「ゴミを捨てる」の繰り返し。今回は「お掃除」に関する一連表現を全部覚えちゃいましょうか?

片付ける
ごちゃごちゃな机の上。床には本やCDが散乱している・・ああ片付けなくっちゃ!と言う時は、‘Clear up' が適切。仕事を片付ける時にも用います。
clear自体は、「キレイにする」「明確にする」などの意味を持ち、この名詞形が「clearance」。クリアランスセール〈在庫一層セール〉でお馴染みですよね〈笑〉

洗う
Wash your handsなど、汚れを落とす場合にwashを用います。「食器を洗う」は wash the dishesでもOKですが、いつの間にかdo the dishes の表現が一般的になりました。
またクレンザーなど化学薬品を使って洗浄する場合は、cleanseを用います。化粧落としに使うクリームはこれもお馴染み「Cleansing cream」となるのです。
さて欧米では、野菜や果物はただ流水で洗うだけ。決して洗剤は使いません。そのときの「洗う」は、「rinse」 rinse mushrooms (キノコを水で注ぎ洗いする)
もちろんこのリンスには、シャンプーと対(つい)になっているリンス剤の意味もあります。

拭く
汚れなどふき取る時は、車のwiper(ワイパー)の動詞原型、wipe です。
Wipe my hands on/with a towel〈タオルで手を拭く〉のように、タオルなどのツールは on またはwith でつなげてくださいね。
もう一つの「拭く」。濡れている場合は、dry。たとえば Dry dishes with a tea towel. (ふきんでお皿を拭く)

さああともう少し。箒で掃いて、そのあと掃除機をかけましょうか?

箒で掃く
Sweep the floor. 床を掃くと言うようにも使えるし、Sweep the fallen leaves together.
落ち葉を掃き集めるのようにも言えます。
ちなみに 埃をさっと取ってキレイにする時は Dust the shelves 棚の埃を取るです。
ハタキはdust(埃)にerをつけてdusterでOK.

掃除機をかける
掃除機はvacuum cleaner だから vacuum clean my room が「部屋に掃除機をかける」。
イギリスでは、Hooverが常用されていて Hoover your room となります。
Hoover社は、イギリスでは電気掃除機を製造している会社名。
それだけ愛されている会社なのですね。

以上、一連の掃除を終えてゴミを捨てて終り。
ゴミは総合してwasteと言いますが、一般的にまたは台所の生ゴミなどをgarbage アメリカではtrashイギリスではrubbishと言います。
それに乾いたゴミは dust ついでに可燃ごみと不燃込みも覚えちゃいましょうか。
可燃は burnable 不燃は noncombustible waste 捨てる throw out が一番使われます。

と言うことで今年も大掃除を終えて、新たなる気持ちで新年をむかえましょ!
108の煩悩を取り去って、来年2006年はどんな年にいたしましょうか?
それでは皆様、良いお年を!!!!また来年もよろしくお引き回しくださいますように!私も今から掃除するぞお!!!


石橋眞知子(いしばし まちこ)
エッセイスト&プロデューサー
学習院大在学中から深夜放送のパーソナリティとして活躍。
シカゴ・ノースウエスタン大学で日本語講師。オックスフォード大学留学。
異文化コミュニケーションやマナーをテーマに執筆やエッセイ、そして講演会などで活躍している。
現在の執筆活動の拠点は産経新聞「ビジネスアイ」。日曜版5面「女の本音・男の本音」、木曜版1面「よのなか万華鏡」を執筆、その視点にはたくさんのファンから絶賛を浴びている。
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