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第2回 まずは、損益分岐点を
前回は、ベースとなる損益計算書を作成しました。使われていたのは、足し算引き算とSUM関数。あとは、列幅等の飾りつけを少々。エクセルのテクニック的には基礎編です。
そしてその損益計算書を変動費・固定費に分解する作業を行いました。皆さんが作成された前回のシートはございますか。今回はその損益計算書にもう一手間加え、損益分岐点を求めます。
まずは第1回の【図2】(損益計算書を変動費・固定費に分解)のワークシートに図1の内容を付け加えましょう。
この例では、[N3]から[S7]の場所を使いました。

売上高[O3]・・・ = F3
変動費[O4]・・・ = K15 + K30
限界利益[O5]・・・= O3 - O4
固定費[O6]・・・= L15 + L30 - L32 + L33
(注)固定費の数式が少し長いですが、今回の例では、営業外損益は固定費として扱うこととしました。
そこで、 =[売上原価(固定費)]+[販管費(固定費)]-[営業外収益]+[営業外費用] としています。
経常利益[O7]・・・= O5 - 06
営業利益は、 = F34 としても良いのですが、念のため上の式で、[F34]の値と見比べるようにしました。
ここまでくれば、損益分岐点はもう目の前。
損益分岐点[R3]は、読者諸兄が自力で埋めてみてください。
ちなみに、式は、

ここで、重要な指標が手に入ります。経営安全率という指標です。
式は、・・・ 1-[損益分岐点比率]・・・損益分岐点比率は、[損益分岐点]÷[売上高]です。
経営安全率は、損益分岐点比率を介さなくても、[経常利益]÷[限界利益]で、直接求めることもできます。
この値は、損益分岐点売上高と実際の売上高との差異を示す比率です。今回の例では、23.9%、つまり、売上が20%ダウンしても、まだ黒字が維持できる会社であることを示しています。
この値は、あくまで率なので、会社の規模の大小に関係なく、経営の余裕度を図る指標として重要です。
日本の黒字企業の平均が8%だそうです。読者の皆様の数値はどのようになりましたでしょうか?
次回は、この結果に基づいて、損益分岐点グラフを作ってみましょう。
経営コンサルタント 谷田貝 敏紀
[2008年7月25日 掲載]
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