
谷野社長が32歳で社長を継いだ時は、年商10億、社員15名、得意先300件、仕入先150件であった。それが、今年(2004年)には、年商60億、社員60名(内パート33名)、得意先1100件、仕入先550件になっている。同業者(東京都菓子卸組合加入社)がこの40年間で251社から47社に激減する厳しい環境のなかで売上を拡大されてきた。
そもそも、菓子問屋は戦後、お菓子の小売り店が多くでてきて、小売り店に供給する必要から発達した。問屋には、買いに来る問屋と売りに行く問屋があり、三王商会 様は売りに行くほうであった。「東北は既存の業者で飽和状態だったので、菓子の生産地である名古屋に、さらに関西へと出て行きました。関西方面にでたことで、多品種少量販売が身につきました。得意先も質より量。大手でなく、小さいところを多く持つようになりました。西に向かったことで、東京の同業者に比べ成長できたと思います。」と谷野社長は語る。また、スーパーやコンビニ中心の取引を見直したことが結果的に幸いした。焼き肉チェーンやレストランチェーン、100円ショップなどのすきま市場を開拓してきたが、このすきま市場が大きくなったことが成長の1つの要因である。