スーパー大浦様では、お店でのコミュニケーションという基本的な取組み以外に、さまざまなお客様サービスを行われている。その1つが宅配サービスで、キッカケは、七年前、「家に水道や電気、ガスが来ているのに、どうしてモノが来ないのか」という大浦社長の疑問から生まれた。共働きの方、体の不自由な方、妊娠している方、ケガした方に好評を頂いているという。注文は24時間体制で受け付け、来店するお客様と全て同じ条件で提供している。安売り(チラシ)があればその値段になり、また、担当者は、お客様の目の代わりという責任を持ち、「サシミなら今切ったもの」といった具合に一番いいものを選んでいる。宅配利用者には、チラシが前もって入り、特売にわざわざガソリンを使って行かなくても月500円でドライバーレディが自宅まで持ってきてくれる。米など重たいものを買ったとき特に便利である。平均で、1回3000円、月3万円の利用があり、多い方は月10万円購入している。お店としても、朝10時に宅配の注文を締めるので、10時に売上が立つというメリットがある。
レシピの提供も行っている。掲示板や各部門にレシピを張り出している。豚キムチなら肉売場とキムチ売場に張り出す。好不評に関係なく週1回変えている。
PB商品の開発にも力を入れている。目隠しをしておいしいと言われるものを、健康、安心、安全の「愛」ブランド商品として売り出している。例えば、愛ブランドの米は、朝に精米したものを使っている。レトルトカレーは、他のスーパーから引き合いがあり、九州全域で流している。
環境保護活動として、八年前からトレーの回収(1枚1円で回収)を全店で行っている。これもお客様との絆づくりの一環になっている。
都城市周辺には、大型店の進出もあり、ここ半年〜1年で、300坪の小売り店が新規に55個できている計算になるという。大浦社長のお話からは、 そういった状況に対する危機感と、そういった状況で生き残っていく方策は、対お客様との人間関係しかないとの確信が窺えた。店舗がセルフサービスになってコミュニケーションがとれなくなってきているとの思いと、しかし、昔の商売のスタイルの対面販売だけではコミュニケーションはできない、機械(IT)を使わないと無理であるという確信も窺えた。
「食」という字は「人を良くする」と書くと何度もおっしゃられた大浦社長。「食」を通して、これからも地域の皆様に貢献され続けられることでしょう。 |