
株式会社備後ムラカミ 様は、古い慣習を持つ畳業界での生き残りをかけて新たな旋風を巻き起こした。
新築家屋の減少、洋間の普及など日本人の「畳離れ」により、畳業界そのものの市場が縮小、業績は悪化。業績回復に向け早急な対策を迫られていた。従来の足で稼ぐ営業に限界を感じていた代表取締役 村上氏は地元の友人でもあるコンピュータソフト開発会社 (株)エーアイ 代表取締役社長 小川氏に相談。それなら、インターネット取引を始めてはどうかと薦められた。古い慣習を持つ畳業界でIT化が受け入れられるかどうか、不安はあったが、村上氏は即決断。畳表業界で初のIT化に踏み切った。
まず、自社のホームページを立ち上げ、2000年1月「楽天市場」に出店(BtoC)。そして同年9月、畳店、畳卸を対象に企業間電子商取引システムBOS(Bingo Murakami Online System)を構築。全国へ新たな販路を開拓した。売上はなんと1.6億円に拡大(全社売上の20%)、BOSによるネット取引は開始から、わずか4ヶ月で新たな取引先150軒を生み、2002年には300軒に拡大。一気に躍進し、インターネット取引による売上は業界No.1になった。
では、なぜ畳表業界でインターネット取引が成功したのだろうか?