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株式会社丸美屋様

納豆と豆腐で健康に奉仕
-会計システムレベルアップで、様々な財務指標をタイムリーに出力-

[2003年 掲載]

株式会社 丸美屋 様は、熊本市から車で約1時間北へ向かった玉名郡菊水町にあり、1956年の創業以来、納豆と豆腐のおいしさをひとすじに追求してこられた。1999年には、「ISO9001」を業界で初めて取得し、2000年に「有機JAS」、2001年には、「ISO14001」の認定も取得して、「環境にやさしく人にやさしい食品造りこそ、お客様に満足していただく食品造りの第一歩」であるとの理念を実践されている。今回、丸美屋 様は、会計システムおよび給与システムを一新し、会計・給与業務の効率化と経営に関わる資料作成のスピード化を図られた。

安心して食べていただくことが基本

渡辺 啓朗
株式会社丸美屋 経営企画部 部長

株式会社 丸美屋 様の商品は、納豆だけでも、組数の違いや業務用も入れると40種類にものぼる。「お城納豆 マミ3ケ組」「お城納豆 有機納豆3ケ組」「国産納豆」「パワーキッズ納豆」「黒豆納豆」などなどである。さらに、匂いを抑えたものや大粒でやわらかいものなど新しい商品を意欲的に開発されている。納豆は健康によいと言われるが、それは、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素が、血流の詰まりを改善する作用があるからである。
健康ブームもあり、丸美屋 様の業績は上向きであるが、お客様の健康を納豆と豆腐で支えながら、売上を52億円にも伸ばされた秘訣は、「食の安全にこだわってお客様と信頼関係を築きたい。」(渡辺経営企画部長)というお客様第一、安心第一の姿勢にあるように思われる。

会計システムをレベルアップ

坂田 裕子
株式会社丸美屋 経理部 部長

今回、株式会社 丸美屋 様は、会計システムを各工場や営業所での分散管理型から、本社での一括管理型に変更した。一括管理にしたことで、年次繰越作業(事業年度の次年度への繰越操作)や科目の登録、更新作業を本社で一括してできるようになった。また、処理能力も大幅に改善し、「例えば、財務諸表や月次帳票(総勘定元帳)の出力1000枚位が半日がかりであったのが1時間程度で終わるようになりました。」と経理部長の坂田氏は語る。
システムの導入にあわせ、消費税の申告作業の見直しを行った。「申告時、課税対象かどうかを切り分けて集計する作業を自動化しました。売上の場合、海外、例えば、USAの売上は非課税です。経費項目はさらに面倒で、旅費でも海外出張旅費は非課税ですし、輸入の際の通関処理等も課税、非課税があります。同じ科目でも課税、非課税があり煩雑な作業を強いられてました。」(坂田氏)システム化することで、1週間くらいかかっていた消費税申告処理が瞬時にできるようになった。

財務指標をタイムリーに出力

「一般管理費、製造原価などを含め、財務諸表を分析する場合、以前は、財務諸表を単年度毎に帳票に出力して、それを見ながらEXCELに再入力し、手作業で比較していましたが、今回導入したシステムでは、4期まで一覧で対比出力できるので、前年対比が簡単に出せるようになりました。」(坂田氏)といった具合に、効率よくタイムリーに財務指標が出せるようになった。財務指標として、新しく、キャッシュフロー計算書の活用も考えている。以前は、資産勘定から抜粋、集計して手作業で作成していたが、「財務諸表を全部見ることになり、数字を入れるだけなら1日でできますが、正しいかどうかの確認などで相当時間をかけてました。」(坂田氏)という。今回、キャッシュフロー計算書が簡単に出せるようになれば、キャッシュフローを資金繰りの指標として定常的に活用できるようになる。

運用面での気遣い

今回のシステムでは、出先(工場、営業所)で入力されたデータがそのまま本社の会計システムに取り込める。便利な反面、セキュリティ面での心配もある。そこで、運用では、出先からは、現金に関するものは入力できるが、その他は原則として入力、更新できないようにしている。また、財務諸表の数字は外部(各部署)からは見れないようになっている。必要に応じて、一部だけ抽出して配布している。
なお、このように一部のデータだけ抽出したり、イレギュラーに要求される役員会議資料を作成するといった作業は、以前は、一旦、紙で出力して処理していた。今回、会計システムからの出力データをEXCELで自由に加工できるようになったので、データの抽出・加工作業は格段に楽になった。
今回のシステムは、会計パッケージとしては、富士通製品「GLOVIA-BP」を使用した。富士通製品「JOYFUL」からの移行で、移行作業は、3日ほどで完了した。

今後の展開

「会計では、もっと詳細な部門別での管理会計の展開。会計以外では、1つは、ナレッジマネジメント。お客様の情報(取引先、消費者の情報)が、現状では共有化が完全でない。もう1つは、生産管理面。生産計画をシステム化しているが、まだ勘にたよるところも少なくない。原価計算もまだEXCELの世界です。トレーサビリティも今後の課題です。」と渡辺氏は抱負を語る。(2003年)10月には、「武双庵」というアンテナショップを開設し、商品開発に消費者からの直接の意見を採り入れようとされているが、消費者の意見を社内に浸透させるために、ナレッジマネジメントは有効と思われる。
「大豆を通して、人々の健康な未来をみつめる」丸美屋 様は、ジュニアサッカーフェスティバルに協賛されたりして、地域の人々の健康増進にスポーツの面からも貢献されている。フェスティバルの会場では大豆をデザインした(頭のとんがった所が芽です)マスコットキャラクター「パワーキッズ」のぬいぐるみが大人気だそうです。丸美屋 様の発展にあわせ、「パワーキッズ」が全国で見られるようになるのでしょうか。

【会社概要】

株式会社 丸美屋

  • 代表者: 代表取締役社長 東 健
  • 本社: 熊本県玉名郡
  • 売上高: 52億円
  • 従業員数: 304名
  • 事業内容: 納豆・豆腐その他食品製造販売
  • ホームページ: 株式会社丸美屋ホームページ

【お問い合わせ】

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