消費税の基本的な考え方
Q
法人税や所得税が利益に対して税金が課税されるのに対して、消費税はどのように考えたら良いのでしょう?消費税に苦手意識を持っているので、消費税の基本的な考え方を教えて下さい。
A
消費税の基本的な考え方は、売上に係る消費税からその売上を得るために負担する消費税を差し引いて納付します。
この負担する消費税に係る仕入を消費税法上「課税仕入れ」と呼んでいます。
例えば、婦人服を販売している洋品店が、メーカーからブラウスを1,050円(うち消費税50円)で仕入れをします。
この場合、洋品店は、課税仕入れが1,050円、メーカーは課税売上が1,050円となり両者が一致します。
洋品店とメーカーがこの取引しかなかった場合には、メーカーが50円消費税を納めます。
課税仕入れと課税売上は基本的に一致するものですが、仕入れ先が消費税を納めていない免税事業者や消費者であった場合には、課税売上は出てきません。
しかし、洋品店は、仕入先が免税事業者や消費者であった場合でも、課税仕入れとすることが出来、売上に係る消費税から負担する消費税として差し引くことが出来ます。
片方は消費税を納めていないにもかかわらず、もう片方は納付する消費税から差し引くことが出来るのを国が許しているのは何故だと思いますか?
もし、消費税を払っていない免税事業者などから仕入れをしても課税仕入として認められなくなれば、消費税を払っている企業からしか仕入れをしなくなります。
零細企業はつぶれてしまうのです。
零細企業を保護するために、課税仕入れの相手方が消費税を納めている事業者か否かを問わなくしたのです。
税理士 岡田 桜
[2005年7月1日 掲載]
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