挨拶に要する費用は全部交際費か?
Q
毎年、年末年始にかけて得意先に挨拶にまわっています。今年は、工場でちょっとした事故があったため、近所の住民に迷惑をかけたお詫びを兼ねて商品券なども購入する予定です。その費用も交際費となりますか?
A
工場などを所有している企業は特に、騒音や電波障害などで近隣の住民に対して気を遣っていることでしょうが、それでも不慮の事故等で迷惑をかけてしまった場合、被害を被った方に菓子折りなどを持参してお詫びをかねた挨拶回りをすることはあるかもしれません。
そのような原因で、近隣の住民に対して不特定に菓子折り・ビール券などを贈った場合の費用は、税務上、"見舞金"として損金参入できます。
お詫びではなくても、事業所の建築や取り壊しなどで、同じように不特定の近隣にご挨拶をした場合も損金参入できます。
ところが、同じように不慮の事故などが原因で、取引先に対して「納期が遅れたお詫び」をする場合など、事業に関係がある企業に対して個別に菓子折りなどを贈る場合は、"接待、供応、慰安、贈答等の目的で支出する費用"として、税務上「交際費」となります。
挨拶にかかる費用は、相手が事業に関係があるかないかによっても違い、個々の状況によっても判断されるので、絶対に交際費になるという訳ではありません。
税理士 横山 三郎
[2003年12月 掲載]
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